プロジェクト総括の資料づくりで終日過ごしましたが、やっと書き上げることができました。プロジェクトのフェーズはいくつかの局面に分かれます。ITCガイドラインの基本にそっておさらいしておきます。
1.経営戦略策定フェーズ(いわゆる企画構想段階です)
2.情報化企画フェーズ(システムデザインを描きます)
3.情報化資源調達フェーズ(ベンダーを選定します)
4.開発・テスト・導入フェーズ
5.運用デリバリーフェーズ
名前は違ってもエッセンスは同じ。各局面の中でうまくいったこと、反省すべきことをマッピングしてゆきます。(ガントチャート上にマッピングしたほうがベターかな)さらに、反省すべきことはどのように反省すべきか方向性を提示します。これを2−3枚の絵にまとめることが私の提供する付加価値になります。
付加価値の源泉は「軸」と「セグメント」です。何を軸にするかがポイントになります。その軸は当然、企画構想段階で絞られた目的に沿ったものでなければなりません。これをはずすとピンボケ写真になってしまいます。
セグメントは軸に沿ってどう分類するかです。運用でカバーするものなのか、システムで対応するものなのか営業部門の活動なのか企画部門の活動なのか、物流部門の活動なのかといった切り分けをするわけです。セグメントするスキルはとても大事で、コンサルが一番ブラッシュアップしなければいけない分野だと思っています。
さて、評価として良い点・悪い点両方あるのですが(無理にでも両方見つけなければいけません)どちらを先に発表すればよいか悩みました。私は通常悪い点を先に指摘しておいて、最後に良いところを褒めるというパターンをとることが多かったのですが、今回は逆にしてみようと思っています。
今回の総括は次のプロジェクトへの布石でもあるからです。最後に褒めてシャンシャンとエンディングにするより、最後に辛口のコメントを残しつつ次への心構えを持ってほしいと考えたからです。一歩間違うとボコボコにされそうで怖いのですが気合いを入れて望めば「吉」と出ると読んでいます。最後まで試練は続きそうです。
posted by orataki at 21:20|
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