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2010年03月28日

ブルーオーシャンが成熟するまでに

昨日、本日と連続して中小企業支援活動をしてまいりました。昨日のほうはブルーオーシャン戦略のフレームワークに基づいた新ドメインの設定について。戦略キャンバスの描き方を共有し、戦略の見本市となるべきキャンバスの持ち寄りを取り決めました。

Wiiやウォークマンのような新天地を切り開くことができるのかどうか、ひとつのチャレンジです。多分、ウォークマンやWiiなどブルーオーシャンの成功事例も戦略を意図して利用したわけではないはず。まさに新大陸発見と同様、結果オーライ的な要素があったとしてもおかしくありません。

本日のほうは経営相談。ファッション業界の経営改善について。こちらのほうは特殊な部分がありベーシックなマーケティング手法や競争戦略の手法が使いづらい状況です。こちらも最終的にはブルーオーシャンに行き着くような気がします。

ブルーオーシャンの手法を実際の経営指導に使っている事例をあまり聞かないのですが、実感としては中小企業への適用もこれから多くなるのではないかと思います。その意味からも普及するまでに自分の得意技のひとつにしておきたいと考えています。
posted by orataki at 21:51| Comment(0) | TrackBack(0) | コンサル技法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月23日

日経新聞電子版開始!



今日3/23の日経新聞で新聞の電子版開始の広告が大々的にされていました。社運をかけた電子版。果たして浸透するでしょうか。私の予想ではかなりいけるんではないかと思います。

時期的にもi-phoneに追随してXperiaが登場し、スマートフォンの世界が広がるタイミングですし、日経ならビジネスユーザーが大半ですから能動的に記事にアクセスする読者が多いと思います。

実は私もスマートフォンを検討していまして、スタイリッシュなXperiaにもほのかな思いを寄せているところです。自分の衝動買いを抑えている唯一の防波堤は現在のケータイの2年縛りだけです。今年いっぱい縛られている状態です。

Twitterへの本格参入という第一波でこの防波堤は大きく揺らぎました。しかしTwitterに蝕まれる時間というものを冷静に考えることで思いとどまりました。

今回の日経新聞電子化は第二波という感じです。電子化によるメリットはかなり大きいと思います。必要なカテゴリ・記事への迅速なアクセス、マーキングやスクラップの手間削減、隙間時間の活用、etc とても魅力的です。

さて、興味深かったのは記事のキャッチコピーです。

・始まります「電子版」生活
・いつでもどこでもモバイル機能フル活用
・MY日経があなたの秘書に
・情報整理の達人に

結構ビジンネスマンに訴求できる内容だと思います。経営者は秘書に頼らなくてもできることが増えそうですね。4月いっぱいは無料購読できるとのこと。i-phoneとXperiaの比較検討を含めて4月は悩ましい期間になりそうです。
posted by orataki at 20:27| Comment(4) | TrackBack(0) | IT | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月22日

三人寄れば文殊の知恵

先週末にマーケッティング研究会に顔出しいたしました。最近は業界研究という視点でなるべく多くの研究会に参加しようと心がけています。コンサルスキルや手法は独学することができますが、「業界」というものはなかなか理解するのに手間取ります。今回は研究報告ということではなく経営者を直接お招きし、話を伺いながらアドバイスするという形式でした。

今回の業界は大きなくくりで言うと研修・カウンセリングとなります。経営者は女性で2年前に独立。全国にカウンセリングのパートナーを持っています。独立前の顧客を引き継ぎ当時はそこそこの需要があったようですが最近は研修需要が細っているようです。「どのような販路開拓をしたらよいか」が今回のテーマでした。

「三人寄れば文殊の知恵」という言葉がありますが診断士によるアドバイスもまさに当てはまるものだと思います。自分の思いつかない視点がまだまだ多くあります。その分野の達人でない限り30%くらいは隠れた視点が眠っているように感じます。

当社にはホームページがありますが、よくある誤解をしていらっしゃいます。ホームページを立てると受注が舞い込んでくるというもの。構築維持にかなりの費用を投入されているようですが検索アクセスした受注は限りなくゼロに近いといいます。講演でHPを紹介して申し込み窓口としての機能しか発揮されていません。

勿論、アクセス向上対策を行わなければなりませんがそのほかメニューや値付けにも改善が必要であることがわかりました。基本的なことですがどのような人をターゲットとしているのかメニューからは伝わりにくくなっています。

・どんな人に利用してもらいたいのか
・どんな効果があるのか
・イチオシは何か(ブランディング)

という問いかけに対する回答をうまく伝えればもう少し反応が良くなるのではないでしょうか。

・メリハリのある価格設定
・無料視聴、サンプル体験コースの設定

という大きな切り口が経営者の気づきであったと思います。当社のカウンセリング研修はどちらかというと医療関係従事者のカウンセリングスキル向上に役立つもので介護士・看護士・栄養士・薬剤師といった職業の方々の課題を理解するのに役立ちました。

経営者を交えてのリアルな検討会はどの研究会でも毎回設定することは難しいでしょう。しかし、バーチャルだけでもわかったような気になるだけ。交互にできるような研究会運営が望ましいと思います。
posted by orataki at 08:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 中小企業診断士 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月13日

しんどい400メートル

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今日3/13にJR横須賀線武蔵小杉駅が開業しました。丁度研究会の日に重なっていたので酔狂心がムクムクと頭をもたげフラリと途中下車してしまいました。初日とあって物見高い利用客とテっちゃんで混雑していました。

ニュースでは東京駅への所要時間が南武線川崎駅を経由するこれまでのルートに比べ、13分短縮されるほか、湘南新宿ラインと成田エクスプレスがすべて停車するため、新宿や成田空港方面への利便性が増すとありましたが個人的には南武線沿線にも東横線沿線にもほとんど用事がないのでメリットはあまり感じられません。

また連絡通路の長さにはちょっと閉口しました。その距離約400メートル。成田へ向かい客はスーツケースなど荷物は重いでしょうからこの乗り換えはかなりしんどいのではないでしょうか。おまけに細くクネクネしていて工事現場の脇をスリ抜けるようなレイアウトではウキウキ感もいまひとつ。

まぁ、これからいろいろ装飾されていくのでしょう。これから武蔵小杉が都市開発で変貌をとげ途中下車したくなるような街になることを期待しましょう。
posted by orataki at 17:28| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月09日

スライド手帳は渋谷東急ハンズで買える!



Kaitsさんのスライド手帳を利用して2週間ほど経ちました。ここで一度モニター報告しておきます。

私の利用しているスライド手帳はB5のものです。ほんとうはこれ一冊に集約できればいいのでしょうが、現在はポケットに入る手帳との併用になっています。急に予定をメモる時はポケットタイプのものを使わざるを得ません。スライド手帳は朝の仕事開始時や午後一番などおちついて定期的なチェックを行うとき利用しています。

PDAが廃れた現在においてはスライドノート+i-phoneという組み合わせはリアルバッチ処理ということで一番パーフォーマンスが良いかもしれません。

さて、中身ですが一週間以上先の計画が見開きで管理できるようになりますから先々まで計画する人にとっては有効でしょう。逆に突発的な割り込み仕事が多く計画がたびたび変更になる人にとってはわずらわしく感じられるかもしれません。自分の仕事の計画依存度というのもをよく見極める必要があると思います。

独立開業した方で仕事が軌道に乗ってきた場合は月間計画や年間計画を作る必要があるでしょう。そのような場合にすごく力を発揮すると思います。記入項目に「食事」や「睡眠時間」が入っているところがユニークです。仕事が出来る人は健康管理もしっかり出来る人。ダイエットやっている人にも良いかもしれません。

時間の目盛りは1時間毎でかなり細かく線引きすることができます。ToDoは各自付箋を貼ったりして管理することにもなりますが「ToDoエリア」を設けたほうが個人的には好みです。

近日中に渋谷の東急ハンズに並ぶそうですので興味のある方は是非一度ご覧になってください。「売り切れ御免」になるかもしれません。診断士の中ではブームになるかもしれません。要ウォッチの一品です。







posted by orataki at 21:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 中小企業診断士 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月08日

ブルーオーシャンは見つけるものではなく創るもの

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「日本のブルー・オーシャン戦略―10年続く優位性を築く」を読了いたしました。経営関係の本でこれほどスイスイ読めて、これほどビシバシ頭の中に入ってくる本はありません。その理由は理論がわかりやすく体系化されていることと体系を理解するための事例が豊富なことだと思います。

原典のブルーオーシャン戦略は事例としての日本企業が少なく戦略の概要をつかむのには役立ったのですがどのようにすれば、その理論が実践・導入できるかというところまでは言及されていなかったように思います。

本書では事例企業として、任天堂/SONY/アップル/カーブス/QBハウス/明光義塾/NTTdocomo/ネスレ/ユニクロ/NOVA/セコム/シマノ/バンドゥーシュ/フォード/HIS/日本ハムファイターズなど数多くの企業を取り上げています。

今、ブルーオーシャンで潤っている企業も結果としてブルーオーシャンを見つけた企業が多く、理論的に再現できる、つまり二匹目のドジョウを理論的に見つけられる企業は少ないといいます。これから理論がブラッシュアップされていくにつれ意図してブルーオーシャンをつくり出していく企業が増えてくるでしょう。

そんな未来を彷彿とさせる好著です。★★★★★
posted by orataki at 23:02| Comment(0) | TrackBack(0) | スキルアップ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月07日

三浦国際市民マラソンに参加して

北原白秋が「雨はふるふる、城ヶ島の磯に、利休鼠の雨がふる」と詠んだように城ヶ島には雨が似合う。(JASRAC大丈夫ですよね?)

しかしながらゆったりと風景を咀嚼する余裕がある人にとってはそうであるかもしれないが三浦国際市民マラソンのランナーにとってはあってほしくない光景である。2010年の三浦国際市民マラソンはまたしても雨に祟られた。

私は初めて参加して完走こそしたものの規定時間外ということで記録が残らないという屈辱を味わうこととなった。そのようなこともあって負け犬の遠吠え的な記録にはなるが時系列的に今回のマラソンを振り返ってみようと思う。

朝8時、久里浜駅で横須賀線から京浜急行に乗り換えたが電車内は立錐の余地もないほどの混雑振り。平素の通勤電車でもこんなにはならないというくらい混んでいた。三浦海岸駅で下車すると雨は本降りに。天はまことに容赦がない。

着替えをしようと最寄の小学校に行ったのだがこれが結構遠い。駅から10分ほど歩かされる。しかもスタート地点からは逆方向である。体育館が臨時に更衣室になっているのだがこれがまた狭い。

体育館とはいってもまったく割り込む余地がない。おまけに今日の悪天候である。着替え終わっても入れ替わろうとしない人が非常に多い。「自分さえ良ければ・・・」という雰囲気を感じて少し嫌な気分になった。

短パンに履き替える予定だったがあきらめてそのままのスポーツウェアで走ることにした。少し時間があるので寒さしのぎにマクドナルドに入ってみた。誰もが考えることは同じで長蛇の列。ま、立ち飲みでもいいやと思い10数分すごす。とにかくここはハンバーガーを食べるところではなく、珈琲を飲むところでもなく冷たい風を避けるところになっているのだ。

同行してくれた妻にデイバッグを預けスタートラインに並ぶ。とにかく寒い。先週の東京マラソンで出走を待つ選手たちを気の毒に思っていた自分が今日はマックの客から逆に気の毒な視線を送られている。なんてこった!Oh My God!

早く体を温めるためにも早くスタートの号砲は欲しかった。9時37分に号砲が鳴り響きハーフランナーたちは飛び出す。予想通り3キロ地点までは快調な走り。しかし、苦手の上り坂でどんどんタイムを落としていく。

この遅れは下りで取り戻さなければならないがここで私は「エンジンブレーキ走法」を利用してみた。路面が若干滑るのでブレーキをかけつつ滑りながら距離を稼ごうというという作戦だ。城ヶ島大橋が見えてきたころはかなりペースを挽回できてきた。このままで行けば時間内にゴールできる!頭の中では瞬間的に比例計算をしていた。

しかし、伏兵が突如襲い掛かってきた。「突風」である。一番の敵は雨でも寒さでもなく突風に入れ替わっていた。キャップが飛ばされそうになり、体が左右に揺り動かされる。こんな条件でのマラソンは初めてだ。

15キロ過ぎには足が上がらなくなってきた。周囲のランナーも状況は同じだ。いかにこの状況を打破するか。皆模索している。twitterでつぶやくほどの余裕はまったくないが口ではつぶやき続けている。「ファイトー」「絶対負けへんでぇー」「ホノルル行くんやぁー」(何故か大阪弁)

ゴールが遠くに見えてきたとき残された時間は数分。はたして間に合うのか。ネバーエンディングストーリーのバスチアン少年が石像の間をかいくぐろうと走り出した心境で最後のダッシュをかけた。(ネタ古っ)

結果は惜しくも2分の遅れで勝利の扉は閉ざされてしまった。(制限時間ぎりぎりで勝利はないだろうというツッコミは無視!) かくして「私の中の三浦」は終わった。

人は第一印象で決まるというがマラソンの大会も同じようなものだと思う。申し訳ないけれど悪天候を差し引いても今回の三浦は印象が良くなかった。クルマでの来場禁止というのはわかるが、その規模からすると応援者の収容施設があまりにも少ない。東京マラソンのような都市型のマラソンであれば待機するような場所に事欠かない。また、地下鉄を駆使すれば応援者は次々と先回りして応援することができる。

一方、地方市町村型のマラソンであれば自治体のアリーナなど文化施設を利用することができる。物産展などを併設すればより充実した催しになる。この意味では、三浦は中途半端な感じである。規模だけが大きい。海岸線を利用するということに主眼があって他の不便を我慢させているように思える。

そうはいっても三浦はガチな玄人好みの大会なんだからヤワなことを言ってはいけないのかもしれないが長い目で見るとユーザビリティというのは非常に大事なのではないかと思う。

5月には長野県でまたハーフに挑戦するつもりだが、ここの大会は非常に温かい。(昨年参加したときは雨だったが、それでも温かかった)村人全員が応援者になっているかと思えるほど声援を受けたが三浦ではパラパラとしか応援者はいなかった。こんなところにも都会的な部分と田舎的な部分の中途半端さが感じられるのだ。

最後に2時間半もの間、必死に数少ない喫茶店を捜し求めて待機していてくれた妻に感謝したい。

2010年03月06日

艱難辛苦汝玉にす

いよいよ明日は三浦市民マラソンです。予報では曇り時々雨。気温はかなり下がりそうです。「艱難辛苦汝玉にす」と覚悟を決めて出走しようと思います。雨や気温の対策は必要ですがもうひとつの大きな対策がコース対策です。長距離を走るときは特にコースに対する走り方がポイントになります。無手勝流で走っていては多分自滅することになるでしょう。

さて、コースの高低差ですが昨年の伊那なかがわの場合と今回の三浦の場合を見比べてみたいと思います。
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図1:なかがわハーフ
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図2:三浦ハーフ

なかがわの場合はいきなり130mの高低差を駆け上り、その後は比較的なだらかな下りが続きます。最初はまだ気力体力ともに充実していますから、わりと対応しやすかったです。ただし、下りでスピード出しすぎて後半バテバテになったのが反省点。

一方、三浦の場合は3km付近から急勾配が出現します。自分としては息が整うのが約5kmくらいからですので3km付近の勾配は体にこたえます。そのまま撃沈という可能性もあります。また、10km付近と16km付近にも上り坂があります。ここをなるべく均一に走ることが肝要かと思っています。

今回は前回の記録より14分ほど縮めないと失格になってしまうので正攻法では難しいと感じています。ならば義経の一の谷の戦いや屋島の戦いよろしく奇襲に打って出るか。マラソンは自分との格闘ですから自分に奇襲をかけるということを考えるとよいかもしれません。想像だにしなかった方法、先入観にとらわれ「それは絶対無理」と思っていたことを実行してみると思わぬ実績が残せるかもしれません。

義経は一の谷を駆け下りるとき「鹿が通れるなら馬が通れぬわけがない」と言って奇襲に出たそうです。マラソンだけではなくビジネスをブレイクスルーするときもこのような発想は常に持ち合わせていたいものです。

2010年03月04日

デザイナー不足

itleaders.gif数ヶ月前から定期購読し始めた「IT Leaders」。これなかなか良いです。無料の割には内容が濃い。当然、サーバーやらストレージやらの広告は多いのですが、それを割り引いてもお得感があります。このほかにも定期購読している雑誌には日経ストラテジーがありますが、これらに共通した読み方は「コラム」から読んでいくことです。

いきなり難しい理論や製品の紹介を読んでいると頭のウォーミングアップが追い付かないので柔らか目の記事から読んでいくわけです。今月号の特集は「レガシーマイグレーション」でちょっと興味はあったのですが後回しにしてコラムから行きました。

この中でも「進まぬ電子行政は国家の恥」はなかなか秀逸だと思いました。e-Japan、u-Japan、i-Japanと名前は変わってもあまり前進しているような実感がありません。著者はこの進まぬ電子行政の原因はデザイナー不足であるとして韓国と対比しています。しくみを考える人がいないということですね。

実は自分の周りの仕事についても同様にデザイナー不足を感じます。デザインするにはITの知識も必要ですし、仕組み自体を考えるしなやかさも持ち合わせていないといけない。そのような人は多くはないのです。

マルチな環境をハードウェアの視点からもソフトウェアの視点からもユーザーの視点からも俯瞰できる人はいないものか。コンサルで出したアウトプットを拾い上げてデザインしてくれる人はいないものか。いつものどが渇いたような状態です。
posted by orataki at 23:36| Comment(0) | TrackBack(0) | IT | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月02日

分離と融合



今年に入って日本の大手SIerは次々とIFRS対応プログラムを発表してきている。I社も、F社も、H社も。去年の夏頃から騒がれ出されたIFRSであるが、ここにきてようやく大手SIerは会計の専門家たちとアライアンスを組み自社のサービスメニュー化が終了したということなのだろう。そして何よりもメニュー化すべきほどの鉱脈が眠っているとの読みがあるのだろう。

ITのコンサルティングは単にそのコンサルティングビジネスにとどまることはない。後ろには大きなシステム開発というビジネスがくっついてくる。IFRSの影響によるシステム開発は会計領域にとどまるという見方もできるが、決して小さくはないビジネスである。これを機にERPパッケージを入れ、全面的な刷新を図るという可能性もある。このご時勢においては何であれ取りこぼしは許されない。

本来、会計領域は「戦略」とは疎遠な関係にある。会計は結果を表す分野だからだ。しかし、これを機に「財務戦略」「経営管理戦略」のような言葉が出てくるかもしれない。会計ポリシーをつくり、会計業務改革を通じた戦略を売り物にすることもコンサルタントには求められるように思う。コンサルティングはITの川上になくてはならないものになっているのだ。

さて、そのような折、4/1付でIBCSが日本IBMと統合されるニュースを耳にした。IBCS(日本IBMコンサルティングサービス)はもともと日本IBMの1部門でプライスウィーターハウスクーパーを買収して設立された会社である。今回の統合で行ったり来たりの感はあるが「スピード競争に負けない」ための方策のようだ。

顧客から見ればひとつにまとまっていたほうが話がしやすい。専門分野に特化するために分離したものがスピードとカスタマーインティマシのために再び融合するのは感慨深いものがある。ビジネスの世界では集中と分散のごとく分離と融合が繰りかえされるということを教えられた。
posted by orataki at 22:07| Comment(0) | TrackBack(0) | IT | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月01日

徹底のリーダーシップ

tettei.png「徹底のリーダーシップ」を読了した。これは柳井氏の著書ではない。グローバル企業の経営アドバイザーであるラム・チャラン氏の著書である。リーダーシップについて書かれた書籍は数多くあるが、リーマンショックという危機的状況下におけるリーダーシップを描いているという点において今日的であり実用的である。

危機への対応は経営者のみの話ではない。企業の各レベルの社員があたかも経営者のごとく経営者マインドを持って事に当たらないとこの難局は乗切れない。本書では各レベルのキーマンを「マーケッチング責任者のすべきこと」「CEOのすべきこと」「CFOのすべきこと」「現場リーダーのすべきこと」「スタッフ責任者のすべきこと」「取締役会のすべきこと」とコンパクトにまとめている。

書いてあることはごく当たり前のことなのだが、これを徹底的にやるれるかどうかが勝敗の分かれ目となる。難局におけるリーダーに必要な6つの資質の中で一番印象深いのは「楽観的な現実主義者であること」である。
posted by orataki at 23:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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