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2009年05月17日

変革の時代と人を生かす経営


昨日は診断士関連の総会に顔出ししてまいりました。総会自体は面白みの無いものですが(あったらマズイでしょうけど)最後の文化堂会長の講演会は面白かったですね。テーマは「変革の時代と人を生かす経営」でした。ここでも言葉にちょっとひっかかりました。「生かす」と「活かす」はどう違うのでしょうか。漢字変換するときいつも迷います。

一般的な解釈で言うと「活かす」のほうでしょうかね。活用するという意味ですから。「生かす」のほうは本来「生存させる」という意味ですから経営的には「活かす」のほうかなと思います。しかし、もう少し深く考えると、ほんとうに従業員を主体として生き生きとした状態を目指すのであれば「生かす」のほうかもしれません。

私はコンサルの中で「体制」という言葉を使わずに「態勢」という言葉をあえて使うときがあります。「体制」というとなにか形式的で官僚的な感じがします。毎日が勝負のような小規模な経営に対しては身構える「態勢」のほうがあっていると思うからです。プロジェクトを組むときも、熱く燃えて進めないと立ち行かない場合はプロジェクト態勢になります。どうです。「イカした考え」でしょう。

駄洒落はさておき、会長の話を聞いていると漢字変換を間違えたのではなく、あえて「人を生かす」としているのかなと感じました。後藤会長は御歳80のカクシャクとした女性で文化堂というスーパーをここまで引っ張ってきた方です。平成の世になっても戦国時代さながらの激闘が繰り広げられる小売業で生き残るのは容易ではありません。

10年前は11社あった戦国武将たちも現在は2社(イオンとヨーカドーかな)に絞られてきています。少子高齢化で売り場面積が現在の半分が適正な競争環境であるという厳しい状況の中、中堅スーパーが半径300メートルの地元密着型の闘いを挑んでいます。

この激戦を戦い抜く根源が後藤会長の生い立ちにありました。ここでは詳細に書けませんが、24歳で菓子屋を立ち上げて以降のヒストリーは紹介されているので参考になると思います。

最近、いろいろな本に出会い、いろいろな経営を知るにつけ「夢」の大切さを感じます。会社が好業績をあげるにはメンバーが共通の目的・目標を持たなければなりませんがそれを下支えするのが「夢」です。経営者は自分の「夢」を語り社員はそれを共有しようとする。社員はまた自分の「夢」を持ち、経営者はそれを全面的にバックアップする。

このような状況ができあがればベストです。お話を聞いていて感じることは従業員との距離の近さです。後藤さんは社員にとっての「おっかさん」であり、「夢」を相互扶助するかけがえのない方なのだと思います。

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さて、最近話題のスーザンボイル。この人も夢を開花させた人です。歌でこれだけ感動したのは初めてです。
posted by orataki at 08:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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