国家の品格という本を読んだ。日経新聞にはベストセラーになったと出ている。だから読んでいるわけではない。以前、診断士のNANAさんのブログに「診断士ブログには品位が必要」とコメントしたことがきっかけである。中には「何を書こうが勝手ではないか」という意見もあったので品位・品格について整理をする意味で関連書籍を読んでいた。ライブドアの事件があったからこそ、日本人が品格に目覚めこの本がベストセラーになったのかもしれない。結論から申し上げると私はとても面白いと感じたし、共感を覚えた。著者の筆致が自分のブログのそれと似ていると感じたし「そうだよなぁ〜」と拍手喝采する部分も多かった。基本は「武士道」である。いじめをなくすのは学校にカウンセラーを置くことではなく監督の目を光らせるものでもない。「卑怯ということ」を教えることである。まさにそのとおり!(拍手)大勢でひとりをいじめるのは卑怯なのだ。強いものが弱いものをいじめるのは卑怯なのだ。だから実力主義・弱肉強食の度が過ぎると社会は不安定になる。
卑怯なのは品格がないことである。ネットでいえば匿名性をいいことに罵詈雑言を浴びせる。誹謗中傷する。といったことだ。まことに品位がない。アメリカの論理文化を押し付けられたために日本はとてつもなく品格の無い国になろうとしている。品格に論理性はない。品格は必要だから必要なのである。論理で説明する必要がない。
なぜ人を殺してはいけないのかというテーゼに論理をもって応えようとするから大人が子供にやりこめられる。ダメなものはダメという精神性が必要なのだ。この本のなかで一番印象深いのは
AならばB、BならばC、CならばDという精緻な論理はまちがいなくAならばDであることを導きだすが、そもそも「Aならば」という仮説根拠は何の論理性もなく人間の情緒に基づくものであるということだ。現代人はこの最初の仮説を立てる感性が細ってきたのではないかと思う。間違いなくライブドア事件は仮説根拠が間違っているとしかいいようがない。






私はまだ『国家の品格』は読んでいないのですが、昔、『父の威厳』という本を読んで以来、一般の数学者のイメージらしからぬ藤原さんのファンになりました。この文才はさすが物書きの家に生まれただけのことはあるなって思いました。
それにしても、ライブドア事件や耐震偽装問題なども当事者に武士道精神があれば、起こりえなかったのではと思ってしまいますね。
コメントありがとうございます。
たしかに数学者にしては文才がありますね。武士道というと何か古めかしい骨董的価値観のように思われがちですが、じつは日本人の素朴な感情なんですよね。
コメントありがとうございます。
ガンコに「ダメっ」と我が子には言います。それでも親に反抗し乗り越えることを期待してます。
他人の子供には残念ながら物申せません。まだまだ、泥をかぶる肝識ができていません。
コメントありがとうございます。是非読んでみてください。自由と平等は両立しないとか、いろいろ気づきがあります。