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2010年03月02日

分離と融合



今年に入って日本の大手SIerは次々とIFRS対応プログラムを発表してきている。I社も、F社も、H社も。去年の夏頃から騒がれ出されたIFRSであるが、ここにきてようやく大手SIerは会計の専門家たちとアライアンスを組み自社のサービスメニュー化が終了したということなのだろう。そして何よりもメニュー化すべきほどの鉱脈が眠っているとの読みがあるのだろう。

ITのコンサルティングは単にそのコンサルティングビジネスにとどまることはない。後ろには大きなシステム開発というビジネスがくっついてくる。IFRSの影響によるシステム開発は会計領域にとどまるという見方もできるが、決して小さくはないビジネスである。これを機にERPパッケージを入れ、全面的な刷新を図るという可能性もある。このご時勢においては何であれ取りこぼしは許されない。

本来、会計領域は「戦略」とは疎遠な関係にある。会計は結果を表す分野だからだ。しかし、これを機に「財務戦略」「経営管理戦略」のような言葉が出てくるかもしれない。会計ポリシーをつくり、会計業務改革を通じた戦略を売り物にすることもコンサルタントには求められるように思う。コンサルティングはITの川上になくてはならないものになっているのだ。

さて、そのような折、4/1付でIBCSが日本IBMと統合されるニュースを耳にした。IBCS(日本IBMコンサルティングサービス)はもともと日本IBMの1部門でプライスウィーターハウスクーパーを買収して設立された会社である。今回の統合で行ったり来たりの感はあるが「スピード競争に負けない」ための方策のようだ。

顧客から見ればひとつにまとまっていたほうが話がしやすい。専門分野に特化するために分離したものがスピードとカスタマーインティマシのために再び融合するのは感慨深いものがある。ビジネスの世界では集中と分散のごとく分離と融合が繰りかえされるということを教えられた。
posted by orataki at 22:07| Comment(0) | TrackBack(0) | IT | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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