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2010年10月10日

タバコやめますか?

koukai.jpgコンサル仲間とランチや呑みのおりに、いろいろなコンサルチックな会話を楽しみます。フェルミ推定の話だったり、ロジカルシンキングの話だったり、MECE(ミーシー)の話だったり。そのような会話の中で面白かったのが”喫煙”についての議論です。

昔、喫煙者が増えると医療費が増大するかという議論がありました。喫煙者が増えるということは喫煙で誘発される病気の治療費が増えることになりますが、一方、癌などで早死にする可能性も高まり、結果、医療費は低下するということです。この議論は早死にする可能性(%)がもう少しはっきりしないと結論がでません。

今回の議論はタバコの値上げに対して禁煙すべきなのかというものでした。仲間のコンサルはヘビースモーカーでやめる気が全然ありません。私が健康に対するリスクを力説すると彼はこう反論してきます。

「何のためにタバコをやめる必要があるの?死にたくないから?死にたくないということが論点であれば死にいたるリスクを全て洗い出し可能性の大きいものからやめていくのが筋だよね。タバコというのは他に比べ、それほど致死率が高いのもなのかな?」

彼に言わせるとタバコよりもマラソンやドライブのほうがはるかに致死率が高い、ましてや関東に住んでいること自体がリスク(大震災)ということらしいです。タバコや酒をやめ、活断層の少ない地域へ移住し、スポーツなども控えていれば死のリスクは減りますが、そうまでして生きたいかということになります。たしかに「死」を論点にするとそういう見方もできると思います。しかし、彼には「死ぬときに後悔すること25」を読んでほしいものです。

人間が死の淵に立ち、死と対峙するとき心の底から吐き出す悔いの言葉とはどのようなものなのでしょうか。人は多様な存在ですが、死に際して述べられる悔いの言葉はそれほど多様ではなく、似通っていると著者は言います。1000人もの患者を死の床で見送った著者の言葉は重く信憑性があります。それらを分類し、著者の生死観を織り交ぜて25個にまとめたものが本書です。25個のうちいくつか例を示してみよう。

1.健康を大切にしなかったこと
2.たばこをやめなかったこと
3.結婚をしなかったこと
4.子供を育てなかったこと
5.自分の生きた証を残せなかったこと
6.故郷に帰らなかったこと
7.悪事に手を染めたこと
8.感情に振り回された一生をすごしたこと
9.他人にやさしくしなかったこと

こうして見てみると生物としての基本的なありかたを人間がいかに行ってこなかったかが分かります。自然な流れに逆らって生きて、それを死ぬ間際に後悔するのです。健康なとき、死から距離があるときは頭でわかっていても露ほども行動に移さないのが人間であるともいえます。そんなわれわれにひとつでも気づきを与え、後悔の少ない人生を生きることを教えてくれる本です。タバコも大幅に値上がりしました。この際。タバコをスパっとやめて後悔することをひとつでも減らしてみてはいかがでしょうか。
posted by orataki at 22:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 生き方・考え方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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