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2010年11月22日

”しろばんば”にこころのゆとりを感じる



飛び石連休を利用して伊豆湯ヶ島へ”いのちの洗濯”をしてまいりました。渓流のせせらぎ、あでやかな紅葉、こんこんと湧き出る温泉、文豪が愛した素朴な和室に身を置いてリフレッシュしようという算段です。

癒しの音楽を聴くとアルファ波が発生するといわれますが、この温泉行でアルファ波は出まくりでした。旧天城トンネルでは伊豆の踊り子まつりが催され、踊り子のモデルさんとツーショットを楽しみ、湯道という散策路を紅葉を楽しみながらウォークするなどして、まったり過ごしました。

今回の旅行は時間軸をはずし、無計画に思い立ったところを回るというもの。結局、湯ヶ島が輩出した文筆家である井上靖について探索をすることとなりました。宿泊先の白壁荘さんは井上靖が常宿としていたところ。ロビーや部屋には同人誌や文壇の書籍がたくさん置かれています。

いろいろな観光スポットを回るのではなく、一か所に腰を落ち着けて読書にふけるのも悪くありません。井上靖文学館(沼津)にも立ち寄りましたが、めずらしくDVD視聴などして長居してしまいました。精神が豊かになるのはこういうことではないのだろうかとしみじみ思いました。本屋に行けば時間活用術的な書籍があふれ、時間の浪費は悪というイメージがつきまといますが生産性を時間軸だけでとらえるのはいかがなものかと感じます。

湯道を散策中に”しろばんば”という虫を見かけました。宿の人に聞くと”雪虫”とも呼ばれ冬の訪れを知らせる虫だそうです。体長5ミリほどの白っぽいフワフワ舞う虫。何かの種か綿帽子のようなものが泳いでいます。気にしなければ気づかないであろうその存在を認められたことに心の豊かさを感じました。はずかしながら今まで井上靖の名作”しろばんば”が虫の名前からきているものだとは知りませんでした。
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posted by orataki at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 趣味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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