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2011年01月29日

モチベーション3.0(第6冊目)

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WEB2.0という言葉が世に出てから、2.0というものが何か革新的な次世代のフェーズという意味で捉えられてきたように思います。2.0というのは双方向的という意味合いが多く使われていると思いますがこれが普通に使われるようになると2.0という表現自体が手垢にまみれた表現に思えてくるものです。そういう意味では3.0は最先端を行っている印象を強く受けます。本書の3.0の意味するところは動機づけの変遷を表しています。

1.0が生存のための行動、2.0が報酬と処罰(アメとムチ)による行動、3.0が内発的な自律性による行動ということになります。そして、これらを動かすフレームとしてOSという表現を使っていますが絶妙の表現だと思います。本書を読んで少し胸のつかえがとれました。まだまだ私たちの周囲はOS2.0が幅を利かしています。

目の前に金銭的な報酬をチラつかせ成果と引き換えに報酬を与える。平たく言うとそういうことです。自分はニンジンにかぶりつくようなタイプではないのでOS2.0には冷ややかな態度をとっていました。診断士やプロコンの方の中には収入の多少がその人の力量であるとして金額に執着し金額を目標にしている方もいらっしゃいます。それはそれでよいのでしょうが、自分としては違和感があるのです。

金で幸せは買えないし、得られたとしても一時的なものでしょう。そして長い目で見るとマイナスの効果しか残らない。本書の中で紹介された献血のテストが非常に興味深いものでした。献血者に金銭的報酬を与えると対象者は増えるかというテストでしたが結果は逆に減ったのです。また、得た報酬を慈善団体に寄付すると説明した場合、対象者はまた増えるというのです。献血という行為が金銭的欲求で支配されているわけではないという証左でしょう。
posted by orataki at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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